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電通で過労死してしまった女性に辞めればよかったという発言は適切か?

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電通を辞めればよかったのか?

なんの話かまったくわからない方はまずこの記事を読んでください。

電通が新人女性社員の「過労自殺」で隠蔽工作の事実が! 過去にもパワハラによる社員の自殺で責任逃れ|LITERA/リテラ

簡単に説明すると電通で働いていた女性が過労により自殺してしまったという事件です。まぁ多くの方はこの事件については見たり聞いたりはしていることでしょう。

そしてこの事件に関して『自殺する前に電通を辞めればよかったのでは?』というような言葉をチラホラみることがあります。はたしてこれは適切な発言なのであろうか?

確かに辞めればよかったと思う

確かに自殺するほど自分を追い詰めるほど働く必要はまったくないと私も感じる。そしてこのことは多くの方が思うことでしょう。

そして今回残念ながら自殺されてしまった女性も他人に対しては同じようなこと思っていたと思うのである。しかし、こういった判断を自分に対して下せなかったのは、やはり精神がやられていたからであろう。

ありきたりな展開で申し訳ないですが、本当にそう思うのである。

無理に働かせるような会社は辞めればいいに決まっている。なので彼女は電通を辞めるべきだったのである。

しかし彼女は電通に対してどこか宗教的な力でグリップされていた可能性はある。

正常な判断を下せなくなる。

宗教的な何かに惹かれだすと人間は完全に自分を見失い、正常な判断は下せなくなってしまう。彼女はこのような状態になっていた可能性がかなり高いと私は考えます。

というのも今回の件に関しては自殺しなければ解決できないような内容ではないからである。正常な判断が下せない、精神状態にあったのである。

なので「電通を辞めればよかった」という言葉は残念ながらまったく届かない世界に彼女はいたのであろう。

理論的にはこの言葉適切であるが、彼女に対しては適切ではなかったのである。

働かなければならない呪縛から解き放たれよう

日本人はどこか働かなければならないという呪縛に縛られているようにも思う。

一生ずっと働かないというのは難しいかもしれないが、一時的に誰かのすねをかじって生きることは十分に可能であると思う。

人間数ヶ月働かないでいると自然に就労意欲で出てくると思うのである。

なので働くことに疲れてしまったら、働くことをやめて、貯金だけで生活したり、誰かのすねをかじればいいという、ゆるい考えを片隅に置いておくことが必要である。

身体よりも先に精神が疲れる働き方はしたくないものですね。